雑記「触って確かめる」
先日、スーパーで食料品を触ることは控えるべきだと書いたが、今日はよく触っていたらもしかしたら防げたかもしれないことがあった。
以前、スーパーで玉ねぎ三つがプラスチックのネットに入っている物を購入した。
昨日そのうちの一つを使おうと頭の部分を落としてみたら、内側が黒ずみ明らかに傷んでいた。
自然に育つものだから多少傷んでいることもあるだろうが、三つのうちの一つがダメだと精神的なダメージも大きい。
一応、写真を撮り、レシートも取っておいて一応購入したスーパーで返金対応等あるか聞いたところ、現品とレシートを持ってくれば対応するとのことだった。
店側の対応としては許容の範囲。
しかし、どういう対応をされるかわからなかったのでさすがに現品は持っておらず、今更ごみ箱から漁る気にもなれないので泣き寝入りすることにした。
再度同様のことがあれが、こちらがどう対応すればいいのかわかったので良しとするとして、もし仮に買う前に玉ねぎをよく触っていたら不良品を買うことを防げたのかが気になった。
売り場には他にも大量の玉ねぎがあったので、感触を比較すれば違いに気づき傷んだものを購入しなかったのかもしれない。
しかし、もし感触の違いがわからなかった時に自分の行動が商品価値を下げるだろうことを考えると触って確かめることの正当性はあまり見いだせない。
結局は、まあこういうこともあると受け流し、最善の買い物をすることにとらわれすぎない思考を選択する今日この頃。
雑記「触らずにいられない人々」
近くのスーパーでよく食品を買う時によく見かける光景。
食品を一度手に取り、一通り触り結局買わない人々。
年齢、性別は特に関係ないようだ。
近くで見る必要があるのなら顔を近づけるという選択肢はない。
とりあえず、手に取る。
なるべく、質もよく量の多いものを買いたいという気持ちは理解できるが、そもそも持ち上げてみたものの買わなかったのであれば最初からそれほど欲しくなかったのではないか。
衛生面もさることながら、他人が手に取りまた置いたものを心地よく買う気にはなれない。
そういう意味では、もし仮に購入の意思がないのにも関わらずこの様な行動をしているのであれば、こういう人々は自分に特にメリットもなく商品価値を下げていると感じる。
不快な行為といえるが、自分の行動を振り返ると雑貨屋や土産物屋で思わず商品を触ってしまうことがある。
雑貨、土産物と食料品では商品の性質上、商品価値が生まれる要因が違うことがある故に、これらの物はとりあえず手に取ることに抵抗が少ない気もする。
例えば、雑貨を手に取った時に自分に馴染むことが購買につながることもあるし、ヴィンテージ品は長年使われてきたことが価値になることもあるし。
しかし、他人のことを考えると、やはり商品をむやみに触る行為は控えるべきと反省した。
今は新型コロナウィルスの感染が流行しているようなので、特に気になるのかもしれない。
買い物で感じたちょっとしたモヤモヤ。
「ハーバードのファイナンスの授業」を読んで
ミヒル・A・デサイ著、関 美和訳の「明日を生きるための教養が身につくハーバードのファイナンスの授業」ダイヤモンド社を読んだ。
ハーバードビジネススクールの教授の書いた本でありながら、その目的を「ファイナンスをより身近で人間味のあるものにする」(本文より)としておりファイナンスの難しいイメージを和らげてくれる。
具体的には、リスク、保険、オプションや分散投資、レバレッジなどファイナンスに関するトピックを歴史的な出来事、小説、歌や企業間での実際の出来事を使って解説している。
いわゆる経済学の学問適な知識を得ようとすると期待はずれかもしれないが、この分野への導入としては読みやすい。
また、逆にある程度知識がついてきて、実生活とファイナンスの結びつきをイメージしたいときに読むのもいいかもしれない。
映画「リミットレス」を観て
もう去年の話だが映画の「リミットレス」を観た。
これは確かAmazon Primeで観たはず。
ジェイク・マクドーマン演じるブライアンはいわゆるダメ男。
小説家を目指し、今日こそ何か書き始めようと決心するも気が散り、ネタは沸かず、挙句の果てに彼女には愛想を尽かされ別れを告げられる。
そもそも、彼女がいたこと(しかも美人)も驚きだが、そこはダメが故に人を惹きつけるのかもしれない。
ダメ男はモテる。
仕事も恋愛もうまく行かない彼の前に義理の弟が現れるところから物語が動き始める。
元々ドラッグディーラーで、今は足を洗って真っ当な仕事を始めたと言い張る彼が、ある製薬会社から請け負ってセールスをしているという薬をブライアンに渡す。
何の気なしにこの薬を飲むと、タイトル通りブライアンのリミットが外れていく。
ここから順風満帆の人生が始まるように思えるが、果たしてその代償は。
かりそめのサクセスストーリーと、そこから自分が本当に大切にすべきことを見つけていくことから、真に困難に立ち向かうには近道にも遠回りもないと感じる一本。
クスリを頼りにとは言わないが、自分の思い描く成功を達成するために能力開発できたとしたらそれは大いに素晴らしいと思う。
映画「イコライザー」を観て
主演はデンゼル・ワシントン
デンゼル・ワシントン演じるマッコールはホームセンターで働く初老の男性。
規則正しく、派手なことのない生活を送る彼だが、正義感の強さからある売春婦を自由にするよう元締めに交渉しに行く。
どこにでもいそうな初老男性のどう見ても分不相応な行い。交渉は失敗に思えたが、ここから意外な方向に話が進んでいく。
平たく言うと勧善懲悪ものだが、話のスケールアップの仕方とテンポの加速感から話にぐいぐいと引き込まれる。
マッコールの自分の信じる正義を貫く姿勢と、マートン・ソーカス演じるテディの徹底した悪の対比が物語にいいコントラストを添えている。
一見暴力で物事が解決されいく節もあるが、部分部分に愛情が垣間見える作品。
暴力的な描写があるので苦手な場合はご注意を。(確かR指定があったような。)